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建築杜 くくのち
③この仕事のやりがい・厳しさ

やりがい
この仕事のやりがいは、暮らしの土台を実際に形にしていけることです。図面の線や材料の一つひとつが積み重なり、やがて家族の暮らしの場所になります。
完成した瞬間だけでなく、その家で時間が重なっていくことに関われる点が、この仕事の価値だと考えています。また、自社大工と設計が近い距離で仕事をしているため、考えたことが現場で形になり、現場の工夫が設計に返ってくる循環があります。若い職人や設計士が技術を覚え、少しずつできることが増えていく過程を見ることも大きなやりがいです。派手さはありませんが、10後、30年後に誇れる仕事を積み重ねていける点に、この仕事の意味があります。
厳しさ
一方で、この仕事は簡単ではありません。家づくりは人の暮らしに深く関わるため、判断の重さがあります。工程、品質、予算、安全など、多くの条件の中で正しい選択を続ける必要があります。
また、見えない部分を省かずに丁寧につくるには時間も手間もかかります。効率だけを優先する仕事ではありません。自然素材を扱う家づくりも、材料の性質を理解し、現場ごとに調整する力が求められます。さらに、技術はすぐに身につくものではなく、長い時間をかけて積み重ねる必要があります。だからこそ、向き不向きもあります。しかし、責任のある仕事を引き受け、学び続ける姿勢があれば、確かな力が残る仕事でもあります。
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