建築杜 くくのち
②仕事の内容

大工|1日の流れ
建築杜くくのちの現場は、自社大工が中心となって進みます。週の始まりには朝礼を行い、現場の進み方や安全、工程の確認を共有します。それ以外の日は、基本的に現場へ直行直帰です。朝は現場の整理と段取りから始まり、その日の作業内容を確認してから仕事に入ります。構造、下地、造作と工程は変わりますが、どの段階でも「見えなくなる部分をどう納めるか」を大切に考えながら進めます。昼には一度手を止めて状況を見直し、必要があれば設計と連絡を取り合います。夕方は片付けと翌日の準備まで行い、現場を整えて一日を終えます。派手さはありませんが、丁寧な積み重ねで家 が形になっていきます。
大工|どんな現場か
私たちの現場は、新築住宅が中心ですが、既存の住まいを活かすリノベーションにも取り組みます。自然素材を基本に考えた家づくりをしており、無垢材や呼吸する素材をできる限り使う方針です。すべてを理想通りにするのが難しい場合でも、予算と相談しながら最適な方法を選びます。また、設計士と職人の距離が近いことが特徴です。図面通りに作るだけではなく、現場で感じたことや納まりの工夫を共有しながら進めていきます。現場の雰囲気は穏やかで、無理に急がせることはしません。若い職人が技術を学び、長く働ける環境を整えることも大切にしています。


大工|どんなこだわりか
大工の仕事で大切にしているのは、「見えない部分ほど丁寧に」という姿勢です。完成後には隠れてしまう構造や下地こそ、住まいの安心を支える重要な部分です。工程を省かず、材料の性質を理解しながら仕事を進めることを重視しています。また、技術は個人のものではなく、先人から受け継いだ預かりものだと考えています。だからこそ、覚えたことを次の世代へ伝えることも仕事の一部です。現場では互いに学び合いながら技術を磨いていきます。子どもに胸を張って説明できる仕事かどうかを基準に、長く安心して暮らせる家をつくること。それが私たちのこだわりです。
設計士|1日の流れ
設計士は、住まいの計画から完成まで一貫して関わります。お客様との打ち合わせでは、間取りやデザインだけでなく、暮らし方や価値観を丁寧に聞き取ることから始まります。その内容をもとに設計を進め、図面を整え、必要に応じて現場に足を運びます。建築杜くくのちでは、設計と現場の距離が近く、図面を描く時間と現場を見る時間の両方が重要です。施工中も大工と話し合いながら納まりや素材の扱いを確認し、計画と実際の家づくりがずれないように整えていきます。一つの住まいに長く関わるため、完成後の暮らしまで想像しながら設計を進める仕事です。


設計士|どんな現場か
設計士が関わる現場は、新築住宅が中心ですが、既存の住まいを活かす改修にも取り組みます。
自然素材を基本とした家づくりを目指しており、空気感や触れ心地、光の入り方など、数値だけでは測れない部分も大切にしています。現場では大工と直接やり取りができるため、図面の意図を共有しながらより良い納まりを考えていきます。また、現場の空気は穏やかで、無理な工程で進めることはありません。設計だけで完結するのではなく、職人と共に家をつくる感覚を持てる環境です。若い設計士にとっても、現場から学び続けられる場所になっています。
設計士|どんなこだわりか
設計で大切にしているのは、「暮らしの器を整える」という考え方です。見た目の良さだけではなく、安心して眠れること、呼吸がしやすいこと、長く使い続けられることを重視します。素材の選び方や寸法の考え方、光や風の通り方まで、生活の感覚に寄り添った設計を行います。また、理(正しさ・品質・誠実さ)を先に置くことも大切な基準です。無理な計画を通すのではなく、長く価値が残るかどうかを考えて判断します。設計は図面を描く仕事であると同時に、職人と共に技術を未来へつないでいく役割でもあります。その意識を持って住まいづくりに向き合っています。
